ワイデックスリンク

ワイデックスリンクは、補聴器で最高の音質を提供するために、ワイデックスが独自に開発したワイヤレス通信システムです。
補聴器専用のワイヤレス通信技術
補聴援助機器(DEXデバイスなど)からの音声の送信と、補聴器間の同期信号の通信において、これまでにない可能性を提供します。

この新しいワイヤレス通信テクノロジーは、ワイデックス製品の核となる技術の一つです。
外部装置からの音声のストリーミング
ワイデックスリンクは、テレビを観る時、携帯電話で話す時、または音楽を聴く時に、外部装置からの音声を補聴器に送信するために使用されます。

この他、リモコン(RC-DEX)と補聴器間のデータ送信、補聴器間の同期データ通信(インターイヤー通信)にも使用されます。

ワイデックスでは、ワイヤレステクノロジーは補聴器産業の未来であることを確信しています。しかしながら、ワイヤレス通信テクノロジーの補聴器への応用が成功するかどうかは、少なくとも次の3つの重要な問題に左右されます。音質、送信の安定性、消費電力です。

高い音質、バッテリー消費の削減、送信エラーに対する耐性といった特徴を同時に備えるシステムの開発は容易ではありません。

この目標を達成するため、ワイヤレスシステムのさまざまな主要コンポーネントは慎重に設計されてきました。
音質
まず、高速で安定した音声とデータ送信を行うための高速で優れた効率の音声コーデック(符号化/復号化)と、新型の正確で高感度のデジタル無線システムが開発されました。デジタル音声コーデックは、可能な限りオリジナルの音声に近いと感じられる信号を提供する符号化方式に基づくことが必要条件でした。

高音質を維持するもう1つの要素は、ワイヤレス通信システム全体で音声の遅延を抑えることです。デジタル符号化システムは、データの再送信の必要性をなくすために開発されたため、結果的に音声信号の送信に遅延が生じます。

実際にワイデックスリンクは、音声の送信において10ミリ秒未満という比類のない低遅延を実現しました。これにより、室内の直接音と送信された音声との混合の際に、歪みを最小限に抑え、残響のない音質を得ることができます。

高音質のためには音声帯域幅も重要です。ワイデックスリンクテクノロジーにより、ワイデックスでは、クリアバンドレシーバー搭載モデルにおける送信音声で、業界最高レベルである100 Hzから11.2 kHzまでの音声帯域幅を実現しています。
バッテリー効率
ワイデックスリンクの設計では、バッテリー効率の向上も重要な課題でした。これは、効率的なデータ圧縮法と、低電力送信が可能な、極めて感度の高い、特許出願中の新しい無線受信機により実現しました。
送信の安定性
安定性はさまざまなな方法によって実現しました。上記のオーディオコーデックと無線受信機に加え、エラーを迅速かつ安全に検出し、処理するチャンネルコーディング技術も安定性の実現に寄与しました。
新技術に対するニーズ
現在、データとおよびデジタル音声の送信で最もよく知られている無線テクノロジーはおそらくBluetoothでしょう。しかしながらBluetoothは、携帯電話産業向けに設計された技術であり、いくつかの欠点により補聴器では深刻な問題が生じます。

まず、Bluetoothは極めてエネルギーの要求の厳しい技術であるということです。Bluetoothのチップは電力消費が極めて大きいため、補聴器業界では実際には使用されていません。
遅延の影響
もう1つの重大な欠点は、標準的なBluetoothの場合、Bluetoothコーデックによるオーディオ信号の送信において、150ミリ秒という特有の大幅な遅延が生じることです。つまり、送信された音声は、室内の直接音より150ミリ秒遅れて耳に届きます。その結果、非常に不快なエコー効果が生じます。さらに、大幅な遅延により、テレビの画像と音声が同期しません。

直接音と送信音の間の待ち時間(遅延)による音響心理学的な結果

150ミリ秒の遅延:激しいエコー効果。音声とテレビ画像が同期しない

30~40ミリ秒の遅延:はっきりとしたエコー効果が現れ始める

10~30ミリ秒の遅延:コムフィルター効果による鋭い金属的な音

0~10ミリ秒の遅延:クリアな音

比類のない、10ミリ秒未満というわずかな遅延時間により、ワイデックスリンクテクノロジーは、歪みを最小限に抑え、エコーのない音質をお届けします。

UNIQUEは限界に挑戦します

“より多くの音をとらえ、きれいにして、いつでもどこでも最適な音を届ける”-。独自の最先端機能を数多く搭載したUNIQUEは、他の補聴器とは一線を画す製品です。